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No.138 会津の身知らず柿

【あらすじ】

昔々ある村に、義助とタネという夫婦が住んでいた。二人は子犬をとても可愛がっていたが、流行り病で亡くしてしまう。二人は犬の墓に毎日手を合わせて拝むと、そこから柿の木が出て赤い実をたくさんつけた。しかしそれは渋柿で、とても食えたものではなかった。しかたなく切り落とそうと考えた前の晩、酔っ払った義助は最後にと、柿の木に焼酎をかけた。すると不思議なことに渋いはずの柿はとても甘くなっていた。それからその辺りでは渋柿を焼酎につけ、甘くするようになったという。