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No.129 藤兵衛稲荷

【あらすじ】

ある晩、七之助は貧しい狐の藤兵衛夫婦のお産を手伝った。そのお礼にと藤兵衛の家で豪華なお膳をもらった。同じ頃、祝い事を催していた庄屋の屋敷では、料理が一膳足りないと騒ぎになり、藤兵衛の仕業ではないかという話になっていた。そこへ通りかかった七之助の話を聞いた庄屋は、狐のお産を手伝った七之助を笑ったが、七之助は命の重さは一緒だと言った。数年後、村の田が干上がったとき、藤兵衛がお産のお礼にと田を水でいっぱいにした。それ以来村は藤兵衛稲荷を立て感謝した。