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No.119 爺様とぼた餅

【あらすじ】

昔、猛暑の年に、働きづくめの爺様に休んでもらおうとした家族が温泉に行くことを勧めた。次の日になっても出かけないので、呆れて稲刈りに出かけ、帰ってみると軒下の稲は雨ざらしになったまま。不満顔の家族に「オラ温泉に行ってるんだから」と爺様は言った。腑に落ちない家族は爺様の好物のぼた餅を作って自分たちだけで食べた。すると爺様は布団から抜け出し、外へ出て玄関から入り「今帰った」と言ってぼた餅をほうばった。