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No.096 乙羽の椿

【あらすじ】

源平合戦の最中、源義経は佐藤基治の継信、忠信を従え奥州を出発しようとしたが、二人の母である乙和、妻の若桜と楓の悲しげな姿を目にし、一晩城に留まった。あくる日二人は義経とともに意気揚々と旅立つが、戦いの中、命を落としてしまう。その後、寝込んでしまった乙和を気遣い、若桜と楓は、夫の甲冑をつけ乙和を元気づけたが、まもなく亡くなった。それからというもの、乙羽の墓の近くにある椿は何故か蕾のまま散ってしまうようになった。