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No.083 取り上石

【あらすじ】

ある村にあった大石をたいへん気に入った殿様が「傷一つつけることなく持ち帰れ」と命令した。しかし大石は坂の辺りで全く動かなくなり、そこに安置することになった。ある晩、酔っ払った夫婦が大石にションベンをかけた。しばらくして夫の方が夜ごと痛みに悩まされ、子宝にも恵まれなくなった。二人が大石を酒で清めると痛みもなくなり、子宝にも恵まれるようになった。それからこの大石は難産を救って下さるということで取上石と呼ばれるようになった。