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No.074 玉絹物語

【あらすじ】

横暴な地頭を父に持つ玉絹は、困っている村人に自分の着物や食べ物を分け与え、少しでも罪滅ぼしをしていた。ある日玉絹は、村人に養蚕と機織を教えていた若い修験者の正寛と出会う。二人は親しくなり、それを知った地頭は怒り狂って、年貢の軽減を懇願しにきた正寛を牢に入れてしまう。そして次の日、正寛は帰らぬ人となった。玉絹は嘆き悲しみ、正寛の亡骸を抱え花山水の麓の池に身を投げた。その出来事の後、地頭は供養碑を建て、年貢を軽減した。