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No.072 佳老様の一番鐘

【あらすじ】

佳老山の麓で母親と幼い姉弟と貧しい暮らしをしていた作蔵は、母親の手伝いもせず、長老の田兵の言葉にも耳を貸そうとはしなかったが、ついに母親が寝込んでしまった。作蔵は田兵から、熊野神社の鐘を新年に一番に撞くことが出来れば願いが叶うらしいという話を聞いた。作蔵は決心をして大晦日に神社に向かったがどこからともなく姿を現した天狗が一番鐘を撞いた。作蔵は天狗に窮状を訴えた。翌年作蔵は一番鐘を撞かせてもらい母親は元気になった。