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No.036 大多鬼丸

【あらすじ】

その昔、白銀城に根城し、妖術まで使うと噂されていた大多鬼丸という男は、朝廷より届いた文に怒りを覚え、反逆の鬼と化した。そのころ朝廷では大多鬼丸一族を滅ぼすため、坂上田村麻呂に征伐を命じた。戦略を練り、一気に攻め込む田村麻呂の軍に大多鬼丸はついに覚悟を決め、自らの刀で妻と自分の首を切ったのだった。その後、駆けつけた田村麻呂は彼の武勇を称え、その首に静かに手を合わせた。また大多鬼丸と妻は財宝を鬼穴深く沈めたと伝えられている。