■144話一覧へ戻る    ■前のお話へ    ■次のお話へ

No.032 猫なき石

【あらすじ】

米蔵といねという老夫婦には七つの歳で亡くした一人娘がいた。二人は娘の代わりに飼った猫に娘と同じお玉という名をつけかわいがっていたが、ある年の秋、米蔵が突然息をひきとった。それからしばらくして、お玉を連れ山へ栗拾いに出かけたいねは大きな石の前で倒れてしまう。いねを探す村人たちの耳にお玉の鳴き声が届き、その場所へ行くといねが倒れていた。お玉の鳴き声によって見つかったいねは最期を村の皆に看取ってもらうことができた。