■144話一覧へ戻る    ■前のお話へ    ■次のお話へ

No.008 鼻取り地蔵

【あらすじ】

昔、弥平とお竹という老夫婦がいた。二人は子宝には恵まれなかったが、毎日慎ましく農作業に励んでいた。やがて「しろかき」の季節が訪れたが、馬の鼻取りはお竹にはきつい仕事だった。そんな二人の前に、元気な男の子が現れ馬の鼻取りを上手に手伝いだす。夕方までに仕事を終えると男の子は姿を消してしまう。不思議に想った弥平が、帰りがけお地蔵さまの足を見ると田んぼの中で働いたかのように泥だらけになっていた。