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No.004 文知摺石

【あらすじ】

旅の途中、村人の家に一夜の宿を求めた河原左大臣はその家の娘「虎女」と恋に落ちた。思いを寄せ合う二人であったが、都に重要な仕事を残してきた左大臣はある日都へと旅立つ。残された虎女は毎日左大臣に会えるようにと「文知摺石」を草でこすり続けて百日後、石に浮かんだ愛しい左大臣の顔を見て息を引き取ってしまう・・・亡くなる寸前に左大臣が贈った歌は虎女に届かなかったが、「百人一首」に選ばれる名歌となった。